奇跡の甘夏　もっと応援ボックスです。
80サイズの段ボールに入るだけお入れいたします！（約10~11個）

＊甘夏のお話＊

「もうあまり思い出したくない」

昔、甘夏栽培をやっていたおばあちゃんはいいました。

ここは尾鷲市向井地区。かつて甘夏の栽培が盛んでした。ですが、このおばあちゃんの言葉にもあるように甘夏栽培は重労働でありながら、渾身の思いで育てた甘夏を出荷してもなかなか利益を上げることは難しい職業でした。

だんだんと甘夏農家がいなくなり、

だんだんと甘夏の木はやぶに埋もれていきました。

荒廃していく甘夏畑。
かつての暮らしが一旦終わった、耕作放棄地になってしまいました。

甘夏たちが忘れられて20年たったある日のこと。
私たちは、背の高いヤブのなかに、ぽつんぽつんと輝く、甘夏の実を見つけました。
誰にも目を向けられずとも、毎年実をつける甘夏の木。
食べてみると、「生きたい」という強い生命力を感じました。

濃くて凝縮された命の味。

私たちは草を刈りました。すると先人たちの手作りの石垣が、60年以上経った今もなお残っていました。こんな綺麗な石垣がまだ残っているとは知りませんでした。

そしてそこから見下ろす尾鷲の山と海。

向井地区の歴史を感じました。

一度は終わったまち。一度はやぶに覆われた甘夏畑。

でも私たちはそこにもう一度新たな命を吹き込みたい。

60年前に植えられ、一度はその役目を終えた甘夏の木。けれども、誰の手を借りなくとも、その強い生命力だけで生き続け、実をつけ続ける奇跡の甘夏の木。

一般的な甘夏の寿命は40年と言われています。寿命をとっくに超えても、奇跡の甘夏は実をつけ続けています。

私達は、この甘夏畑の風景を又取り戻したいと手を入れ始めました。
皆さんで一緒に見守っていただけると嬉しいです。


◆商品詳細◆
・奇跡の甘夏　箱にはいるだけお入れします（約10~11個）
・ムッキーちゃん×1

※完全ほったらかしのため傷があったり黒ずみがあったりします。